DUNE/デューン 砂の惑星 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
2021年公開 155分 前後編二部作の前半
映画化不可能といわれたSF小説の名作をデイヴィッド・リンチ監督が映画化し酷評されたのは1984年。
「ブレードランナー 2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はダークな部分とエンタメ的な部分のバランスを意識して制作したとの事。又、音楽を担当しているハンス・ジマーは新しい音の為に独自の管楽器を作ったそうです。有名な映画音楽作曲家ですね。ノーラン監督とよく組んでいます。
俳優陣も豪華でこれはもう期待大です。二部作の前半部分との事ですが一回の映画で納めるのは無理が
あるのでむしろ二部作の方が断然いいと思います。
ストーリーは同ブログ内の1984年版の記事とほぼ同じなので良かったら是非読んでみて下さい
デューン/砂の惑星 1984年公開
さて主役のポール役のティモシー・シャラメはアメリカとフランスの二重国籍を持っています。
フランスぽい優雅な雰囲気がありますね。21歳にしてアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた
有望な次世代スターです。映画撮影の時は23歳位ですね。リンチ監督の時のポール役のカイル・
マクラクランも撮影時は同じ位の年齢だったと思いますがティモシーの方が少年ぽい印象です。
カイルは割と淡々と苦難を乗り越えた感じでしたがティモシーは繊細な表現力のあるポールで
これからどんな風に大人になっていくのでしょうか。
レト公爵がオスカー・アイザック
ポールの母ジェシカはレベッカ・ファーガソン
ポールに武術を教えるガーニーが ジョシュ・ブローリン
アトレイデス家の剣士のダンカンがジェイソン・モモア
ポールの運命の相手チャニはゼンデイヤ
といった豪華な俳優陣に加えて私が楽しみにしていたのはドクターユエのチャン・チェンです。
中国ドラマで人気の高い「桃花シリーズ」というのがありそれの第二弾「運命の桃花 宸汐縁」2019年作の
主役なんですよ。チャン・チェンはいつもは映画にしか出演しない俳優なのですが珍しくドラマに
出たのです。神様の役なんですが人間臭いです。面白いですドラマです。そのチャン・チェンが
どんな演技をするのかと期待しましたが妻を人質にされて苦悩する姿が充分に伝わって来ました。
レト公爵、ダンカン、ドクターユエは残念ながら殺されてしまいますので後半の出番はありません。
リンチ監督版でスティングが演じたハルコンネン男爵の甥はいなかったですね。
皇帝のシャッダム四世や娘イルーラン姫も登場していませんが制圧後にポールは帝位につくために
イルーラン姫と形式的に結婚するのですがどうでしょうか。後半ではその辺りは回収されるのでしょうか。
マイティ・ソーのエリック教授のステラン・スカルスガルドがハルコンネン男爵を演じていますが
反重力装置で空中に浮くシーンは中々良かったと思います。ある種の絵画の様でした。
さてポールと母ジェシカは砂漠に逃れてアラキスの原住民であるフレメン達と出会います。
ここでやっとポールは夢に出てきた女性チャニに会います。
ここで前半は終了です。155分です。(何か段々とリンチ監督の137分が気の毒に思えて
来ました)
後編が製作されるのか？？→制作決定！
現在はヴィルヌーヴ監督が後編の脚本を作業中であります。
前編の日本公開が10月15日とアメリカ、中国より早かったのですがアメリカの興行収入次第
でしょうね。
その後→アメリカ、中国ともに興行収入が非常に良くて後半の制作が決定しました。良かった！
公開は2023年10月なので2年後ですね！
↓ デューン 砂の惑星 新訳版は3巻です
コメント