エターナルズ MCU26作目

eternals 映画

エターナルズ
MCU26作目 2021年11月5日公開 157分

アベンジャーズロスの後「ブラック・ウィドウ」を観てもうナターシャはいないのだと再び実感。
「シャン・チー」のエンドクレジットでキャロルがバナーに「何かあったら連絡して」と言い
バナーが「連絡先知らない」と少しあせって答えるシーンがあったけど思わず(まだ早い)と私は
心で思った。キャロルと付き合ってもいいけど早い。
「ワンダビジョン」でビジョン復活と思ってちょっと嬉しくなったり。
そこで「エターナルズ」期待しない訳がない。さぁどう来る、マーベル。

邪悪なディヴィアンツから人類を守ることが使命のエターナルズは宇宙の絶対的存在であるセレスティアルズによって生み出されます。ディヴィアンツを絶滅させたエターナルズは解散しそのまま地球で密かに暮らしていました。
今回のメイン人物はロンドンの博物館で働くセルシ。突然ディヴィアンツに襲われます。
そこに登場したのがサイクロップス!じゃなくて最強のエターナルズである戦士イカリス。

実はセレスティアルズの真の目的が新しいセレスティアルズであるティアマットを誕生させる為だったのです。
星にタネを植える→星の知的生命体が増える→知的生命体をエネルギーにしてティアマットが生まれる→新しい宇宙を作る。
この流れをずっとセレスティアルズは繰り返していたのです。
10億年に一度ティアマットが誕生する種族がセレスティアルズだったのです。
サノスによる生命半減が元に戻った後、急激なエネルギー変動が起こりティアマットが誕生するまでつまり
地球滅亡までわずか7日間しか残されていない状況になります。
サノスが人口を半分にしたままだったら後数千年以上かかった事になります。

そこで人類を滅亡から救う為にエターナルズ達が再び結集します。
監督はグリーンバックでの撮影をなるべく控え、実際に足を運ぶロケーション撮影にこだわったそうで
確かにマーベル物にしては自然豊かで美しい地球が描かれている。
それからエターナルズは10人いるけど一人ずつの掘り下げがきちんと描かれていました。
157分だけど長いとは感じなかったです。
エターナルズは各々の得意技があるのだがそれ以外は弱い。補って戦う感じで最後はユニマインドに
よりティアマットの誕生を阻止します。

エターナルズの10人の内、オーラがあったのはセナのアンジェリーナ・ジョリーだけ。
セルシのジェンマ・チェンはドラマの「ヒューマンズ」アンドロイド役や「キャプテン・マーベル」の
ミン役で出てましたがさほど印象に残る俳優でもなかったです。マーベル映画の主役にしては弱いけど
「エターナルズ」は10人の話だからそれでいいのでしょうか。

エイジャック(サルマ・ハエック)の後を引き継いだセルシがセレスティアルズのアリシェムと
話をして自分達が故郷と思っていた星はなくアンドロイドの様に創られた事実を聞きます。
でもセナはミッドクレジットシーンに登場したサノスの弟スターフォックスといとこだし両親もいます。
ちなみにサノスもエターナルズ、スターフォックスもそうです。エターナルズでも家族がいます。
今回はセナとギルガメッシュの関係が愛に溢れていましたがセナは原作ではディヴィアンツのクロが恋人で
双子まで作っています。最後にセナとクロが戦うシーンでクロがセナに人類の事を「守れるものか」と
言いながらセナの頬を指でなぞりますが今回の映画では二人の絡みはこれだけという事ですね。
↓今回のクロとセナの絡み

映画を見終わって感じたのは映画というよりドラマっぽかったかな。配信サイトが作ったオリジナルドラマ
みたいな感じ。ヒューマンSF的なドラマでした。「アベンジャーズ」とは別物でアプローチの仕方が違うのでこの辺りが評価が二つに分かれている所以でしょうか。

ミッドクレジットとエンドクレジットシーンが面白かったです。最後にやっとハリー・スタイルズが
ピップザトロールと登場。
あとセルシの人間の彼のデーンがおそるおそる開けた箱の中には黒い剣。これがエボニー・ブレード。
デーンはエターナルズ2でこの剣でブラックナイトとして戦うらしい。それで聞こえてきた謎の声。
「いいのか、ウィットマン」これは映画「ブレイド」でエリック・ブルックスを演じるマハーシャラ・アリの声です。
ブレイドとブラック・ナイトは同じチームで戦う仲間になるので結局はデーンもヒーローの仲間入りを
するのでセルシとお似合いになりますね。エターナルズ2ではハリー・スタイルズとマハーシャラ・アリが活躍すればメンバーが充実しますね。

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